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招き猫の日
皆さんこんにちは。
アネストの井梅です。
さて、9月26日は、招き猫の日です。
「くる(9)ふ(2)く(9)」(来る福)の
語呂合わせから、日本招き猫倶楽部と
愛知県瀬戸観光協会が記念日に制定しました。
この日を中心に、
伊勢の「おかげ横丁」の福招き猫まつりをはじめ、
日本各地で記念行事などが開催されます。
右手上げは「金運招来」、
左上げは「千客万来」といわれています。
では、何故猫が福を招くと言われる様になったか
ご存知ですか?
起源説は色々ある様ですが、
招き猫の元祖と言われている
東京世田谷豪徳寺にある「豪徳寺」の起源説を
今回はご紹介します。
時は1650年の末頃、
当時貧乏寺だった豪徳寺の住職は
一匹の猫をとても可愛がっておりました。
ある夏の日、門前に鷹狩り帰りの武将の一向が訪れ、
「寺の前を通ったら猫が仕切りに手を挙げて招くので
訪ねてみた。鷹狩り帰りで疲れているし、
しばらく休憩させてくれ。」と言われます。
そこで住職は一向を奥へ通して、
渋茶などをふるまっていると、
空が突然暗くなり激しい夕立になりました。
そこで、一向は外に出られなくなり、
住職は一向に説法を聞かせます。
それに感激した武将が
実は自分は彦根の城主 井伊掃部頭直孝であると
素性をあきらかにし、
「猫に招かれ、雨にも打たれず、
ありがたい説法を聞く事もできた。
これも何かの縁、今後ともよろしく頼む」と
以降、井伊家の菩提所として豪徳寺は栄えたのです。
これも皆、武将を招き入れてくれた猫のお陰と、
住職はその猫の没後、墓を建て手厚く葬り、
後にこの猫をモデルにして
招福猫児という名前の人形を作り、
それに願掛けすると
吉が舞い込むと言い習わしたそうです。
これが現代の招き猫の元祖です。
今でも豪徳寺の敷地内には猫塚があり、
願いが叶った時には
その願いを託した招き猫を
そこに納めるのだといいます。
招き猫に関係する神社仏閣は
全国にまだまだあります。
ところで、招き猫は挙げている手によって、
その意味が変わります。
これにも諸説ある様ですが、
「右手を挙げている招き猫はお金を招く昼の商売」
「左手を挙げている招き猫はお客を招く夜の商売」
と言うのが現在一般的に定着している説の様です。
また手の高さにも意味があり、
耳より高い位置まで手を挙げているものは、
遠くの福・大きな福を招くと言う意味があり、
耳より下の位置で手を挙げているものは、
身近な福・ささやかな福を招くと言われています。
昔は「お手上げ」に通じるとして、
忌み嫌われていた「両手挙げ」の招き猫も、
最近では、時々見かける様になりました。
みなさんが見かけた招き猫は白が多いと思いますが、
黒や金、また赤い招き猫を見かけた事はありませんか?
そう、招き猫には色にも意味があります。
白は福招き、黒は除難免災、赤は疫病避け、
そして金はズバリ金運を招きます。
招き猫の種類や意味、由来などを
色々とお伝えしました。
少しでもお役に立てれば幸いです。
目的にあった招き猫を飾って、
幸せな福をお招き下さい。
それでは!