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外壁下張り

こんにちは現場管理の佐藤です。

今週も天候に見舞われ順調に工事が進んでおります。

屋根工事で仕上げ葺き(カラーベストコロニアル、軽量瓦)を葺く前に下張りとして遮熱ルーフテックスを葺きます。

外壁の仕上げ張り(サイディング)を張る前に下張りとして遮熱エアテックスを張ります。

その両方に使用する遮熱とは?太陽の赤外線で物が温まるのを抑える、という意味。

赤外線の反射率が高いアルミを蒸着したシートが、「遮熱シート」なんです。

断熱材は熱の移動を減らしますが、断熱材自体が温まる事は防げません。

そして温められた断熱材はその熱を屋内に伝えてしまうのです。それを防ぐ為に遮熱シートを貼るんですね。

遮熱シートの性能は
・遮熱のみ
・遮熱・断熱
・遮熱・透湿・防水

肝心の遮熱シートの効果は?

身近な所で使われているアルミを例にします。

炎の立ち上る現場に入っていく消防士。彼らが着ているキラキラした防火服にはアルミが使われています。

もっと身近な例は、屋外の駐車場で車のフロントガラスに使うサンシェード。

ハンドルが熱くなるのを防ぐために使いますが、実は車内温度も10℃前後は変わります。

前述したように、断熱は熱が伝わるのを抑えて、遮熱は熱を持つ事を抑えます。

遮熱シートは「家自体」が熱を持ってしまう事を抑えるんですね。

断熱材は「外の熱が屋内に入るのを抑える」のと「屋内の熱が外に逃げるのを抑える」効果です。

遮熱シートで外からの熱を抑え、断熱材で室内の冷気を逃がさないようにする。

そうする事で高い効果を得られるんですね。