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父の日
皆さんこんにちは。
アネストの井梅です。
今年の父の日は、6月17日となります。
6月の第3日曜日として
もうすっかりお馴染みですが、
そもそもどんな由来があるのでしょうか
本来のプレゼントやシンボルカラーなどを
今回はお伝えいたします。
◆父の日の由来
父の日は、アメリカのワシントン州に住む
ソノラ・スマート・ドッドさんによって
提唱されたのが始まりだと言われています。
ドットさんの父、
ウイリアム・ジャクソン・スマート氏は、
北軍の軍人として南北戦争に
召集されます。
父不在の家庭を支えて
6人の子供を育ててくれた母は、
父の復員後、
過労によってこの世を去ってしまいました。
父は残された子どもたちのために懸命に働き、
戦後の大変な時代にもかかわらず、
男手ひとつで6人の子を立派に育てあげてくれました。
そんな父の姿を見て育った末っ子ドットさんが、
父を称えて「父の日」を提唱し、
父の誕生月にあたる6月に「父の日」ができました。
◆父の日と母の日の関係
今でこそ当然のように
「父の日」と「母の日」がありますが、
当時はそうではありません。
「父の日」成立の背景には、
「母の日」の影響があったようです。
歴史とともに振り返ってみましょう。
■1908年
アンナ・ジャービスが「母の日」を提唱する。
■1909年
「母の日」を知ったドッドさんが、
「父の日」も作って欲しいと牧師協会へ嘆願する。
■1910年
ウェストバージニア州が「母の日」を認定する。
■1914年
5月の第2日曜日を「母の日」として制定し、
国民の祝日となる。
■1916年
「父の日」が認知されはじめる。
■1923年
第30代大統領のジョン・カルビン・クーリッジが、
「父の日」の意義を提唱する。
■1926年
「ナショナル ファーザーズ・デイ コミッティ」が
ニューヨークで組織される。
■1972年
6月の第3日曜日を「父の日」として制定し、
国民の休日となる。
こうしてアメリカで始まった「父の日」が、
“父親を尊敬し、称え祝う日”として
世界的に広がっていきました。
◆父の日のプレゼント
今ではさまざまな贈り物をしますが、
本来は何を贈ったのでしょう?
「母の日」がカーネーションだったように、
「父の日」にはバラを贈りました。
これは、ドット夫人が父親の好きだったバラを選び、
白いバラを父のお墓に供えたことに由来します。
また、父親が健在なら赤いバラ、
他界された後は白いバラを贈るという説もあり、
このへんも「母の日」のカーネーションに似ています。
◆日本の「父の日」
日本では、「母の日」が公式に
5月の第2日曜日になったのが1947年ですから、
「父の日」が広がったのはそれ以降です。
70年代で、それほど認知されてはいませんでした。
やがて、1981年に
社団法人日本メンズファッション協会を母体とした
『FDC 日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立され、
父の日が国民的イベントになっていきました。
同委員会では黄色を提唱し、
「父の日黄色いリボンキャンペーン」や
「ベスト・ファーザー発表・授賞式」などの
活動を行っています。
◆黄色や黄色いリボンの由来
『イギリスでは古来、「黄色」は
身を守るための色とされていました。
「黄色」がアメリカに渡って
「黄色いリボン」となり、
「愛する人の無事を願うもの」となりました。
こうした活動が実を結び、
日本では黄色を父の日カラーに
するところが多いのです。
花に関していえば、
黄色いバラやヒマワリのほか、
白いバラ、白いユリなども支持されているようです。
今年も素敵な父の日をお迎えください。
それでは!